![]()
「あのあたたかさは、彼がくれたもの」
溜那は断言する。
「たぶん、こころは手から伝わる」
理屈として正しいかどうかではなく、彼女にとってはそれが真実なのだろう。
サブタイトルにもなっている「余談 夏雲の唄」から開始。
南雲の野望を潰えさせることには成功して、心配材料は姿を消した吉隠だけになった。……その吉隠が鬼哭の妖刀持って行ってるのが厄介なんですけど。
希美子が初めての気持ちに戸惑う、平和なエピソードを楽しめたの良かったですねぇ。
問題に長く備えていた甚夜としてみれば、彼女が自由に振舞えるようになった証明でもあるからと彼女の味方する方向だとか。父親である充知は、かなり複雑そうでしたけどね。
あとは甚夜が求めていた、鬼哭の夜刀神兼臣に封じられた鬼の力について。
ココでもまたあの時の思い出が出てくるのか。逃れられない過去でもあるし、彼を構成する縁であるのも確かなのですが。
……そうした来歴を承知の上で「楽しそうだから」と引っ掻き回す吉隠の手に渡り、利用される結果になったのは、モヤモヤするなぁ。吉隠、そういう役回りの敵役だと思うので、実に良い仕事してるとも言えますが。
この期に及んで溜那を狙って、状況をかき乱しにくるんだから最悪です。
暴走状態になった溜那を、それでも斬らずに救いに行く甚夜が格好良かったですね。
予想してない結末になってつまらない、と言ってる吉隠に貴一がちょっかいかけて冷や水浴びせてくれたのは痛快でしたが。
再び対峙した甚夜から、痛手を負いつつも逃げられたのが痛い。どうせまためんどうな企み練ってくるのわかりきってるしな……。