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「第二学園の加工技術はどんどん進歩しているから、新しいものを調べてみてくれ。『魔法自動馬車』を見た限り、今の技術ならこれくらいは作れるぞ」

「しょ……承知いたしました。まさかたった半年で状況が変わるとは……第二学園と言うのは、本当に恐ろしいところなのですね……」

 

領地をもらったマティアスが、近場のダンジョンを調査に行ったわけですが。

対処できず封じられている間に、ダンジョン内に魔物が飽和して……マティアスが身に来たタイミングで爆発してくれたのは、いっそありがたい。

迷宮20層はおろか、40層・50層クラスの魔物まで出てくる異常事態になったわけですし。マティアス関係者以外の到達階層、23とかだったはずなので本当にもう……。

今回はマティアス単独ではなく、パーティーと協力して対処してましたし、スペック向上しすぎて笑う。

 

迷宮の入り口が封鎖されたことで、魔物のレベルも上がっていましたが。

そこから得られる素材もまた向上していたことで、恩恵も大きかったのは良し。

……ガイウスの生きた時代でも危険性が高いため、狙ってこれを行うのは禁止されていたみたいですけどね。

 

マティアスが見つけた希少なコデサライトは神話の金属と言われてるみたいだが、名脇役的な便利金属の名前は伝わっていなかったり。

彼がこの時代にいることは本当に影響が大きいなぁ、と思う。グレヴィルもまた壊星の影響で蘇ってはいましたけど、彼が教師の座に収まってるのもマティアスの行動の結果ですからね。そうなると底上げできる人材がいなくて、どこかで詰んでいたでしょう。

 

マティアスの教えを受けた第二学園の生徒たちが、魔法で動く馬車を作ったりしてましたし。ブレーキが機能しなかったとき結界で無理やり止めたりしてるし。

どんどん第二学園が常識を破壊していってますね。教科書渡したりしてるとは言え、そんなに学園にいないマティアスに毒されまくってて笑う。