![]()
「ザビリア、私は行くわ!」
「うん、分かっていた」
魔人を怖がるフィーアに対して、グリーンが伝手を頼って大聖堂の封印を確認してくれることになっていましたが。
『はじまりの書』に記されていることによれば、世界には33紋の魔人がいると記されていて、かつての魔王は13紋も持っていた強大な存在だったとか。
フィーアはその魔王を封じたそうですが……その後、魔族たちは自らその姿を隠したとか。それ故、今を生きる人たちは魔族の恐怖を忘れつつあるという不安材料も増えてきたな……。
しかし、これまでの歴史で27紋が封じられていて、残りが6紋しかないって話でしたけど……5巻でザビリアとカーティスが話していたことによれば、魔王の右腕は20とも30とも言えない数の紋を宿していたとか言っていたし、上限超えてるのは果たしてどういうことなのか。
フィーアの記憶を契約を介してみたザビリアは正確に認識できているのに、フィーア自身は記憶が歪んでいますし、そのあたりも気になりはしますが。
噂をすれば影とばかりに魔族と遭遇し戦闘する羽目になって。フィーアは怯え、復讐に燃えるカーティスはいざというための備えを怠っては居なかったり、個性が出ますね。
前半分で北方に行ったフィーアたちのエピソードが収録されていて、真ん中に「第一回人気投票」の結果が発表されて、後半はそこで上位に入った人々のSSが収録されていたのは面白い構成だとは思いましたね。
シャーロットの薬草採取のエピソードが面白かったですね。
大聖女だったフィーアにしかできない調合があり、それを当時の聖女にも教えはしたけれど、あまり伝わらなかった。……今までの様子をみると、感覚派なところあるからなぁ……その影響では。
習熟できた人に後世に伝えるための記録を残すように伝えていたらしいですが、フィーアは知らず。他国の秘蔵の図書には必要な薬草が記されていたみたいですし、多分その記録の写しか何かですかねぇ。
全く残っていないわけでもなく、今もシャーロットにフィーアが教えたりしているのはほのぼのして良いですけど。失われてる知識多すぎて、毎回震えるんだよなぁ。