ico_grade6_3

「だから……私と外の世界に出ましょう!」

 

元は人間だったが魔族に生まれ変わってしまった主人公のヨウキ。

彼は魔王城で中ボス的な関門として、勇者一行に立ちはだかり軽々と撃退していましたが……「勇者が魔王を倒さないと世界が平和にならない」という人間的な価値観はそのままだったので、つい撃退してしまったが回復して近くの村に放り出すことに。

その時、よくよく相手の事を見たら僧侶の子がドストライクの容姿で……。

 

何度か勇者パーティーを撃退した末、僧侶を置いていけば通してやると宣言。

残された僧侶セシリアに告白してましたが、フラれてしまうわけですが。高い実力を持つ魔族ながら、心が人間であるヨウキは魔王城に引きこもり虐殺などには与していなかった。

そう言った事情を聞いたセシリアが、それだけ力があるなら人間に化けられるだろうし、外に出ようと連れ出されることに。

 

……魔法で変装するとかじゃなくて、角を折って翼をもぎ取るとか言う力づくで外見揃えに来てたのはちょっと笑えた。

まぁその気になれば再生できるし、再生しないように抑えることも出来るからこそ、物理的に解決しに行ったという面はあるみたいですが。

魔王討伐によって勇者パーティーの価値が高まりいろんな誘いが来ていたり、軍事国家が動きを見せ始めていたり。魔王って問題を超えてすぐに人間同士の争いが加速しそうなのは因果ですねぇ……。

 

セシリアの家族や、勇者パーティーの剣士との交友が始まったり。セシリアへの婚約話を持ってきたという勇者とぶつかることがあったり。

かつての部下たちが魔王城から逃げた末に、ヨウキのところに来たために、彼らも人間社会に適応できるように手助けしたり。

告白成就させるために真っ当に働こうとギルドに登録して、仕事をしたりしていく話。帝国が見出した勇者が潜入工作してたりしてたので、ヨウキがいて助かる場面もあったのは良し。