「――だから今度は、私に選ばせてください」
レナという肉食系地雷女の登場も影響して、菊池さんとギクシャクすることになってしまった友崎。
拗れすぎる前に友人たちに背中を押されて、というか蹴り飛ばされるくらいの勢いで場を整えられて、話す時間を作れたのは良かった。
菊池さんとしては応援しているのは確かだけど、やっぱり嫉妬する気持ちもあるとかで。好きなのは菊池さんだけと言葉ではハッキリ宣言し、その上で一緒に登下校するなど過ごす時間を増やしてましたが。
水沢が「形式にこだわりはじめたら、うまくいってないのを埋めようとしてる証」と指摘したり、友崎が抱えている問題全てを等しく大切にしていることとか、そのあたりを理解してアドバイスくれてたのは良かったですねぇ。助かる。
そうやって菊池さんとの関係という問題を抱えつつ、オフ会への参加は続けて。
そんな中でランク1位を獲得するほどに使い込んだキャラから、新しく乗り換える挑戦を始めているあたり、根っからのゲーマーだなぁと思いました。
後にプロゲーマーの足軽さんから「ゲーマーとしての業」とか指摘されていましたけど、やっぱりそのあたりの軸が友崎の中にはありますよねぇ。
芯がしっかりしていたり、業を抱えているキャラは好物なので、どんどん友崎好きになってきたな……! その上で菊池さんも小説家としての業を見せ始めてきたので、好きと好きが付き合ってる現状は、凄い楽しいですね!
それだけに関係が壊れかねない状況で話が進んでいったのは胃が痛みましたが……トラブルを超えて、しっかりと選択されたのにはホッとしました。このままの関係を貫いて欲しいものです。
告白するときもそうでしたけど、自分の想いがありつつもちゃんと必要な言葉を届けてくれるみみみ、良いキャラなんですよねぇ。彼女は彼女で幸せになって欲しいですけど。
今回の騒動を経てまた一つ成長した友崎が、日南に切り込んでいったことで物語の見え方がまた変わっていきそうです。