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「誰か、助けてよ……」

(略)

「……俺も動きます。ペルギウス様の業務に支障がないレベルでサポートをいただければありがたく思います」

 

ナナホシの紹介で甲龍王ペルギウスの住む空中要塞を訪れることに。

魔族嫌いであるそうで、ロキシーだけは入ることが出来ませんでしたが。

興味深い物が多くある場所でもあって……ルーデウスの魔力量が多く、転移させるのが大変だと言われたとか。ザノバが気付いた、人形のところにあった紋章が龍王たちの者に似ていたことだとか。

シンプルに召喚術について教わることができたのも、糧になるイベントですよね。

 

ゼニスの病気について、長く生きた人から話を聞けたのはありがたくはあったか。

……そこで得られた答えが、分かりやすい治療法がないというものであったとしても。無駄な試行錯誤をする時間を削ることはできたわけですし。

古き迷宮の性質で記憶を失い、神秘の力を持つことがあるって言われてもねぇ……。

 

新たな出会いを重ねつつ、順調に進んでいたかと思えばナナホシが病で倒れて。

ペルギウス達にも治すことのできない古い病気で……手がかりを求めたルーデウスは、長命のキシリカを探すため魔大陸に行くことに。

そこで不死魔王と妙な邂逅をする羽目になり、戦闘に発展したのはいただけませんが。この世界本当に強者が多すぎるんだよなぁ……。

 

そうやって辛くも生き延び、自身の思い付きについてルーデウスが日記を記していこうと決意したところで、ターニングポイントを迎えることに。

ここのターニングポイントは本当に肝となっている、というか。これまでとは違った方向に舵を取るきっかけとなる場所ですよね。それだけに印象的でした。