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「どのようなことであれ、真実を知らなければ進めないこともある、と学びました」

(略)

「確かにそうであろうな。真実は時に残酷だが、それを乗り越えねば幸せを得られぬこともあるか」

 

黄家のお家騒動を解決し、百花宮へと帰還した雨妹。

相変わらず美味しいご飯を楽しみに日々を過ごしていたようですが……それまでの実績から、とある話が持ち込まれることに。

医者嫌いの長期療養中の近衛がいるので、医療知識はあるが医者ではない雨妹に会ってみてほしいとのこと。

足を運んでみたら初回は酔いつぶれてるし、雨妹の顔を見たら妙に怖がってくるしで不審な状況ではありましたが。

 

そのあたりの事情に詳しい御仁に話を聞いてみたところ、その近衛・明は皇帝の覚えよろしく、雨妹の母である張美人のことも知っていた。

それどころか、張美人が辺境送りとなるときに送り届けたその人であったこと。また、皇帝と美人の密会を見守る中で、明もまた美人に惹かれている部分があったとか。

皇帝は彼が美人と駆け落ちしても良いという思いで送り届ける任務を与えたそうですが……それでも彼は帰ってきた。

 

ただし、帰還するのと時を同じくしてやってきた便りで、美人の死を知ってしまい意気消沈してしまったようですね。

長患いではあったのでしょうけど。雨妹が叱咤してくれたのは痛快でした。

情けなく過去にとらわれ続けていた明の姿を見て、事情を察してるだろうに雨妹の前で母の名前を出さずしっかりと「雨妹」の事を見ていた皇帝の株が密かに上がっていたのは良かったですけど。

……それはそれとして、皇帝が気にしてる娘の為とは言え素性偽って出てくるんじゃないよ! なにしてるの!

ちなみにその皇帝陛下、雨妹視点だと面白い御仁みたいな印象が強かったですけど、剣術大会で久しぶりにその腕前を見せつけてたりして、「強い皇帝」としての顔もあるみたいでそこはちょっとびっくりしましたね。