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「感謝をされないことが、なんだっていうんですか? それにこれは『許さんのため』なんていうものではなく、私の自己満足のためで、私が満足することが大事なんです! というより、親切とはおしなべて自己満足ですしね」
菊祭りというあちこちに菊を飾り楽しむ祭りで、前世の食用菊の事を思い出し、どうせなら美味しく食べられないか、と考えるあたりが実に彼女らしい。
自分が美味しい思いをするために、菊の食べ比べして食用に適さない苦さも味わったりしたようですけど、最終的にはしっかり形にしてたのは流石。
祭りというある程度空気が緩む環境の中で、以前訪問した黄家の妃に招かれたりする一幕もありました。
……あれ、招かれたの範疇でいいんだろうか。担いで屋根の上飛んでいくのは人攫いでは?
噂に聞く皇太后のような人物ではなく、なんだかんだで雨妹と波長合いそうなタイプだったのは良かったですけど。佳での話や、利民が妻への対応に戸惑っていた一件とかで盛り上がってましたし。
そして冬になり、新年が近づく中でまたしても厄介ごとに出会うのが雨妹ですよねぇ……。
掃除係として朝方の生活をしている雨妹からするとレアキャラである、夜の宴を盛り上げる宮妓の琵琶師と妙な縁が出来て。
さらには宮妓の生活する区画の掃除を依頼されて赴けば、厄介ごとの種を見つけてしまうし……その調査が始まったかと思えば、その琵琶師が犯人だなどど名乗り上げてくる。
いやはや本当に。そういうものを引き寄せる星の下にうまれたんだなぁとしか言いようがないというか。縁があったことで、間違った道に進みそうだった琵琶師を止めることに成功してたし、気になるところに雨妹派遣すると大体の事は解決しそうな気配すらあるな……。