「君の心には勇がある それは力がなくては本来持てないものだ だから君の勇は尊い」
「俺は君たちを守ろう 君のその心の光を消さないために 君の勇に価値はあったと示すために」
エイン王国の国境付近にあるエンデ村と連絡が取れなくなった。
そのため調査依頼を受けて足を運ぶことになったアルですが……魔力切れで寝てたら埋葬されたとか何やってるんだお前。
夜中にやられたら割とホラーだと思いますが、そこで出会った夫婦は不思議と受け入れてくれて。
まぁ娘のハルベルは、悲鳴上げたり常識的なリアクションとってくれたわけですが。喋って気遣いも出来るけど、時折ジョークぶち込んでくるおちゃめなスケルトンとかレアすぎるんだよな……。
近くの廃砦に魔物が住み着いたり、付近の森にも魔物がわらわら沸いて対処しきれていないとかで、アルは現地で魔物狩りをすることにしてましたが。
エンデ村の人々がそれを受け入れて「お、魔物の煙上がったから日暮れか~」とかやってるの、鷹揚すぎて笑えるな。その奥でアルが「もーえろよもえろーよー」とかやってる絵があるので猶更。
霊脈地なのか不思議と魔力に満ちた土地で、魔物を退治すればそれで解決!
……となれば、かなりシンプルだったんですけど。廃砦には、今のアルと比べても強敵が救っていたり。
エンデ村の人々が隠していた事情があったりと、なかなか一筋縄ではいきませんなぁ……。
アルが絶望的な状況でも、勇者としての活動からもっと大変な状況はあったしな、と戦いに臨む姿勢に、今は骨でも間違いなく勇者だったと思わせてくれるの、好きですねぇ。
セッケルが演説してる時に間が出来て、アルが「切っちゃおうかな……」って近づいてるシーンとか、結構厄介な状況なハズなのにコミカルで笑えた。