『寂しくないといえば噓になります。ですが、この国のため、皆様のためにと頑張るミラ様が、私は……大好きです。ミラ様はミラ様のご用事を優先してください。それが私の、一番の気持ちです』
無事にソウルハウルを見つけたミラ。
当初の目的を果たしたから、本来ならそのままアルカイト王国に帰還するところですが……。
孤児院への寄付をしているという義賊ファジーダイスの噂を聞いて。
アルカイトに戻るよりも、今いる場所から向かった方が近いし早い。そのことに気付いたミラが、ソロモンに連絡をいれることになっていましたが。
……必要なアイテムなんだから、ちゃんと使い方チェックしておいてよお爺ちゃん。
まぁ、それを想定していたかのようにちゃんとメモ残していたソロモンは偉い。そしてミラから連絡が入ったソロモンが、マリアナからとげとげしい態度取られているので、連絡してフォローしてほしいと頼まれているの笑っちゃったな。
ちなみにマリアナが心配していたのはかつて未熟だった時期とは言え敗北の経験のあるマキナガーディアンに挑むかもしれない、と聞いたからだとかで。愛されてますなぁ……。
連絡した際、クレオスも感激してたし相当心に来るものがあったんでしょうね。ミラからの連絡と気付き、なんとか通話しようと奮闘しているルナも可愛かったです。
他には静寂の精霊ワーズランベールから伝えられた、精霊王や始祖精霊との繋がりを感じられるミラとの契約精霊たちが、他の精霊から羨ましがられているという話を聞いて。
彼とサンクティアと一緒に居る水の精霊アンルティーネから契約してほしいと頼まれることになったミラ。
同種の精霊との契約はできないという制限があるということでしたが、精霊王様の補助によってその制限を取り払うことに成功したのは素晴らしいというか。
召喚対象から慕われているものの、研究バカでもあるミラにそんな手形渡しちゃったら大変そうだなぁ~という気もします。
ソウルハウルの根城にもなっていた場所で暗躍していた悪魔の目的について、精霊王から真相が語られることになったりもしてましたし、本当に頼もしいな精霊王。
ミラはミラで、かつて成長限界まで育てた契約対象との絆が、リアルとなった今さらに拡張可能となっていた事実に気付いてましたし。……まだ成長するのか、九賢者。
いやまぁ、始祖精霊を召喚する超越召喚の技法も知らないし、むしろまだまだ成長の余地はあるんでしょうけど。
九賢者2人でレイドボス相手でも戦えてしまうのに、戦力過多では……? まぁ、戦闘面では問題なく対処できるからこそ安心して読める側面もありますけど。
ミラ、召喚術強火推しすぎで貶している相手見たら叩きに行ったりするので、良し悪しありますが。しっかり学ぼうとする相手には、ちゃんと理論立てて教えていたのは印象的でしたね。
目的地に向かう途中で、別件で調査をしていたカグラとティリエルと遭遇したり。
子どもを攫っている相手を油断させるため、幼い容姿のミラが囮になる羽目になったり。謎の変態が登場したりと、中盤からも無駄に濃かったな……。