「思えば特にミラさんは、確か召喚術師であると記憶していたのですが……召喚術師とはあんな感じでしたっけ?」
「ああ、その点について言える事は一つだけ。あれを基準にしないように。召喚術士のトップだって言うけど、普通の召喚術士からは逸脱しすぎているからね」
悪魔が関与しただろう魔除けの処理のために、ヴァルキリーたちの拠点であるヴァルハラを訪れたミラ達。
塔の召喚術士ブルースことジュードも同行していて、ミラがダンブルフであるとバレるシーンもありましたけど。
トップに見守られた状態で戦力アップ出来てたので、まぁ良かったんじゃないですかね……。
ヴァルハラで魔物除けを封じようとしてましたが、使われていた欠片が「魔物を統べる神」が持っていた剣と同じものだとか言う、より厄介な情報も出てきて。
精霊王から得た知識を参考に調査に乗り出せば、ヴァレンティンに協力している悪魔と遭遇して。そりゃ悪魔絡みとなれば出てきますよね、ヴァレンティン。本当にWEBからは考えられない登場頻度です。
今回の一件と、ヴァレンティン達の調査とが合わさって、天使たちと同じ側に居たハズの悪魔たちが、どうして邪悪に染まってしまったのかという真実が明らかになったのは良かったですね。
解放された白悪魔となった人々は、本当に天使と同じだったんだなぁって感じで自身の失態や、犯してしまった罪を悔いていて、潰れてしまわないといいなぁとは思いますが。
とりあえず救わないといけない同胞が多くいるうちは、やることあるから大丈夫でしょうか。その間に、折り合いつけられるといいんですが。
悪魔に利用されていた可哀想な半魔の少女エトトみたいに、次代の子どもたちもいるみたいですから、なんとかなると良いなぁ……。