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「嫌なことも、手を付けないと片付かないんだよ、手際よくやることだね」
あらすじで『事件に好かれる子』と不名誉な認識をされつつある、と記されていて正直笑った。うん、もう避けられない評価だよ……。
予期せぬ遭遇もあるけど、彼女自身の好奇心も寄与してますし。
年が明けて、溜まっていた掃除係としての仕事を片していく雨妹。
その中で、猫探しをしている鈴鈴と遭遇して。恩淑妃の飼い猫である御猫様がいなくなってしまったとかで。
その時に江貴妃が訪問していたため、皇太后派の女官たちから糾弾されて、太子にまで書状を贈ったって言うんだから厄介ですねぇ。
雨妹が野次馬感覚で渡り歩いているから、ついつい忘れがちですけど百花宮はやっぱり権謀術数渦巻く場所ではあるんですよねぇ……。
恩淑妃自身は関与してなくて純粋に猫を心配しているだけ、というのが可哀想でした。まだ幼いこともありますが、百花宮という場所に適応しきれてない。
……まぁそれで言ったら黄徳妃も、放浪したり釣りしたりしてるんですが。必要であればそういう振る舞いも出来るし、策も練れるわけですからそこは経験の差を感じる。
皇后と与した女官たちは、騒動の種として猫を欲したのであって、ろくな面倒も見ていなかったので慈悲はないです。猫をいじめる物を許すな。
その猫騒動の後も、またしても雨妹が爆弾見つけてくるんだからもう……。
昨今百花宮を騒がしているのは、東国からのスパイなりそこから流入してるだろうケシだったりしたわけですけど。
そこと領地を接している苑洲の大公家である何家の少女が、奴婢を伴って山越えしてきたのと鉢合わせるとか、都の人口考えると奇跡的ではあると思う。
何家の少女・静。物を買う時に金銭を支払うこともしらない、世間知らずの少女。皇帝に故郷の窮状を訴えに来たようですが……。
とはいえ、いきなり皇帝の前に不審な少女を連れていけるはずもなく。一時的に雨妹預かりで百花宮の掃除係として教育されることになって。
下に人が付くことで、雨妹も個室を貰う=若干の昇格という扱いになって。
皇帝陛下が変装して敷物贈りに来たりしてるし、割と自由だなぁこのトップ! でも、苑洲の問題について聞いたとき、「次代に禍根を残さないように対処する」という姿勢を見せてくれて、格好いい皇帝としての顔もあるんですよね。
公主ならざる娘、雨妹の前では父親としての顔が強く出ているだけで。
さてはて、この騒動はいったいどんな決着を迎えるのか。今から楽しみです。