ico_grade6_2
「メイリン……死んだ親友に、胸を張れる自分でいろよ」


ラブコメパートのゆるさと、ストーリーの厳しさがあっていない感じがするといいますか。
メイリンの過去とかがこの話に合っていない感じがしてなぁ。
上官がわりと普通にクズだし。

異界人から侵略を受けている世界。
それを阻む組織に属する銃剣姫の少女と出会った、少年の話、第二弾。
まぁ、少年の姉からして組織の人間だったり、今回明らかになったことで、少年も昔組織の訓練に参加していたりと、普通のボーイミールガールとは言えない感じですが。
隠された力が-っていうのはお約束ではあるのか。
世界の命運を左右するアイテム、銀弾。
その一つを有する以上、もはや日常に簡単に戻れるはずもなくて。

今回は、組織の意向で唐突に臨海学校に赴き、その裏側で作業に勤しんだりしてます。
蛍介も自分用の銃剣を得ていたりしますし。ただ、なにやらすさまじい性能というか怪しさも感じる部分があったりしますが。
で、そうやって過ごしていると、また幼い銃剣姫が喧嘩売りに来たり、さらに異界人がやってきたりとイベントがもりだくさんですね・・・

全体的に、ご都合主義と予定調和、という結論に至るわけですが。
全く読めないっていう程破たんはしていないと思います。
まぁ、ご愛嬌で済ませられる範囲かと。
テンプレで、予想できる展開、という意味で安定してしまっているので、もう少しインパクトある何ががないと辛いんじゃないかなぁ、という印象。

銀弾の銃剣姫(ガンソーディア)II (MF文庫J)
むらさきゆきや
メディアファクトリー
2013-07-24