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「主、守る。私、頑張る」

「そうか。良い子だな」

「エヘヘ」

 

地球規模で大地震が起き、実に世界人口の三割が失われた世界。

それと時を同じくして、世界にダンジョンと呼ばれるモンスターや資源が得られるスポットが現れて。さらに、災害を生き延びた人の中から三割程度が、特殊技能を扱える超人として覚醒するに至った。

……つまりはダンジョンが発生した世界を描く、現代ファンタジー作品なんですが。

 

主人公の藍大は、超人覚醒の条件である高熱からの回復をしたものの、スキルを発現しなかったために、ダンジョンに潜れなかった。

災害で亡くなった父母からアパートを相続し、そこの管理人として変わりない日々を送っていた藍大でしたが、そのアパートの101号室がダンジョンへと変貌。

そこで彼は『従魔士』という新種の職業に覚醒し、幼女型のモンスターをテイムすることに成功して、これまでとは違う生活を送ることに。

 

ダンジョン発生後に組織されたDMU(迷宮管理部隊)に友人が勤務していたため、便宜を図ってもらえたのはありがたかったですねぇ。

藍大の交友する範囲においては優しい世界だし、彼がテイムしたモンスター達との関係も良好なんですが。

人類の愚かさは相変わらず、というか。藍大が最初にテイムしたバンシーのサクラが可愛かったために盗撮されてネットで拡散されたりしてるし。そこから藍大をつけ狙うような奴まで出てくるし。

カクヨムで読んでましたが、良し悪しあるよなぁというか。問題は尽きないけど藍大とサクラたちのやり取りは好きだなぁという感じの作品。