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「ニナくんがすばらしいことは私たちが知っている。今はそれでいいじゃない」

「うん……」

 

帝国皇帝の要望によって城に招かれることとなったニナ達。

それは、近く開催される賢人会議に備えるためであった。会議の進行役を務めるのが、五賢人の一人トゥイリードであり……つまりはニナの以前の勤務先で、彼女の提供してくれる安らぎを求めていた、ニナにいろんな知識を与えた人物だったんですよね。

とはいえ、皇帝のお膝元となれば、既にメイドなどの人員はそろっているわけで……外部からメイドを招き入れることに反発したメイド長によって、ニナ達は隔離されることに。

 

無理やり連れてきたくせに、内部での意思疎通も出来ておらず、軟禁するとか権力者の傲慢さがこれでもかとでてますなぁ。

五賢人のトゥイリードは、ニナの事情や彼女の仲間たちについての話を聞いてくれたり、皇帝の横暴さに思う所があったりするようでしたけど。

 

……他の五賢人は変わり者ばっかりだったのが、残念ではありましたね……。

賢人会議参加者の内、教皇だけは宗教的な権威という意味で席が設けられている上に世襲制ということで、軽んじられてるし。教皇はそのことにいら立ち、横暴に振舞う小物だったり。

残りの賢人もそれぞれの立場と、主義主張に則って行動して他者を慮る感じはほぼなかったし。

一応、鶴崎聖人はトゥイリードと「役割」について語るシーンがあったりして、会議の流れをコントロールする思惑があったように感じましたが……いや、それはそれとして詩情を介すかメイド長試したのは素だろ……。

 

まぁこのシリーズ、問題がある場所で仕事をするニナが「メイドなら当然です」と解決していくのが愉快な作品なわけで、そりゃ会議が一筋縄でいくはずもなかった。

曲者たちの会議はなかなか進まないし。トゥイリード付きになったニナに、城の使用人は協力してくれないし。会議に合わせて悪徳貴族への復讐劇が繰り広げられそうになるしで、散々ですなぁ。

皇帝、在位は長くても足元見えてない感じがして、どうにも好きになれないキャラでした。まぁ帝国関係者で好感度高いキャラがそもそもいませんが……。

 

ニナや彼女の師匠ヴァシリアーチの様に、全てのメイドが目立つことを良しとせずしかし職務は完璧にこなすのであれば、任せていても問題はなかったでしょうけど。

最後、皇帝がニナにした提案はさっぱり状況にあってなかったわけですからね……。

今回のエピソードで仲間たちの有能さを知る人物が増えたこともあって、今後はニナ以外にも捜索の手が伸びてきそうですが、さてどうなるやら。