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「私のルナとティトに、何するのよ――――――――――っ!」

 

前回の最後に、空から降ってきた女の子を拾ったレクシア達。

その人物は、北方の大国ロメール帝国から来たノエル・フリージアであった。

帝国で首席宮廷魔術師を務めている彼女が開発した、空を飛ぶ魔導具を利用していたところ、長時間運用による異常が出たために落ちてきたみたいですね。

自分の発明品が爆発したと聞かされても、失敗は次に生かせると前向きなのは良かったですね。研究バカ、他者を不幸にしない限りは好きです。

フローラ、実際に効果的なアイテムも開発してましたけど、「トンデモ魔導具を創り出しては爆発事故を起こす奇天烈発明家」なんていう人までいたの、笑えました。

 

そんなフローラでしたが、とある悩みを抱えており……。

レクシア達……ルナやティトが戦う姿などを見て、協力を要請してきて。

人助けの旅という名目を見つけたレクシアが、意気揚々と乗っかったのは予想通りではありますな。

優夜にお熱で公務を面倒がるレクシアですけど、なんだかんだ他国の王族との交流もあって、「そういう人じゃなかったと思うけど」と言えるのは強みか。いつも優夜関連で暴走してる姿ばっかり見てたから、やることはやってはいるのかと微かに評価が上向いた。

……まぁ、それはそれとして今は公務から投げ捨てて旅の空なんですが……。

 

この世界、邪関連以外にも爆弾が多いというか。レクシアがこのタイミングで帝国を訪れていなかったら、その時にティトを伴っていなかったら、解決への糸口も見つけられなかったわけですから、なんとか無事に解決できたのは良かったですね。