ico_grade6_4

「お前の出番は俺らが必ず作ってやるから 思いっきり暴れてこい」

 

GGC当日。ケイは別ゲーの応援に駆り出されてしまって、他のメンバーで時間稼ぎをしようとしたけど、シルヴィが3番手に来ると言うアクシデントも発生

「難易度ハードがベリーハードになっただけ」とサンラクは言っていましたが。

なんだかんだ真面目に約束を果たそうとしているサンラク、良いですね。……ガスマスク姿だったり、パンプキンヘッドになっていたりで微妙に締まらないですけど。

 

シャンフロシステム、作中世界の技術の数世代先を行くようなものなんですが、自動翻訳システムバベルとか言うものまで登場して。神ゲーでもクソゲーでも、「ゲームを楽しむ」というのがシリーズの根底にあって、そのためのハードルは割と排除されがち。読みやすくて良いですよね。

シルヴィが全一ではあれど、他のメンバーもプロゲーマーなわけで、侮れる相手ではない。そんなメンバーを相手に時間稼ぎしなくてはならなくて……。

夏目氏とかもプロながら自分の上位互換のようなタイプと戦う羽目になったり、慣れないロールプレイに戸惑ったりしていました。

 

アレを見てからのペンシルゴンことノーネームがノリノリで悪役RPして暴れまわってたの、ギャップが凄いな。お似合いではあるけど。

司会も思わず「……ヤバ」とか零してる、徹底したRPでヴィランキャラをやりきってプロに自分の試合をさせずに倒したのは本当にお見事というか。芸術的ですらあった。

 

巻末SSは『怪異! サードレマの白布お化け』。なんか心当たりしかないタイトルだな、と思いましたが。それを調査しているのがNPCなあたりがこのゲームの自由度高いなぁ。

エキスパンションパスSSが『それが彼のユニークでもなんでもない日常』。サンラクにゲームギフトを贈った上で対戦をしたカッツォ。プロに2勝してから7敗した上で最後に1勝を得ているサンラクのセンスは凄い。

対策をしっかり練って過去に伝説になった人物相手でも勝利を掴むカッツォも、ちゃんとプロゲーマーしてて良かったですよね。