「遅くなってすまない」
ザガンがフォルに頼まれて絵本を読んで、そこで「付き合っている男女はデートをする」という話になって。
ネフィとのデートの下見をするべく街に繰り出す魔王っていったい……。そんな彼だからこそ、臣下たちにも愛されるんでしょうけど。
一応、魔族という脅威への対処についてだったり、エルフの里から持ち帰った資料を見直して、13本目の聖剣という情報について得たりして。シリアスの要素はあるんですけど、ネフィが絡むと基本的にゆるくなるからなザガン。
一方で、ネフテロスはビフロンスの下から出奔することを決意。
捕まえようと思えばすぐに出来ただろうに、キメラに追いかけさせて時々顔を見せてちょっかい出しに来る辺り、ビフロンスは本当に性格悪いですねぇ。
逃げ続けたネフテロスを救ったのが教会の騎士達だった、というのも熱い。ネフテロス、狙いは私だからと騎士達を庇おうとすらしましたしね。
それでも退かない騎士達がモブだけど格好良かった。……まぁ魔王さんのキメラなんで、普通に蹴散らされてしまったんですが……。
絶望的な状況で駆けつけたシャスティルは、聖騎士長という役職に相応しい格好良さがありましたね。
街に出たザガンは、ごろつきに絡まれている少女たちを目撃することになって。介入するタイミングをうかがっていたら、相手が先に気付いて速攻で逃げたの面白かったですね。
黒花がついにコミカライズにも登場して、あちこち可愛いので今回読んでて楽しかったです。「無一文だろう」とか言われて衝撃受けてるシーン、表情豊かで笑える。
あと「妙なやつらと知り合ってしまったな…」のコマ、黒花はまだ抵抗しようという素振りがありますけど、クーはなんだかんだで楽しんでそうな雰囲気あるのも面白い。
刺激的な服装も良かったし。今からでもその服装を未来の某魔王に見せようぜ!!