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「鳴見さんのことできれば見守っていてあげてください」

「…はい そのつもりです」

 

袖コメントから3巻最終巻らしいですねぇ。悲しみ。

魔術師の家系に生まれたために、その道に進むしかなかった渡会。ずっと「こんなところにいたいわけではない」という葛藤を抱えながら生きてきたらしいですけど。

そんな状態でも異界証明に関する論文をまとめ上げていたのは偉い。……まぁ魔力量が微弱で、先達には「そんな夢見られる実力もないだろう」とバッサリ切られてましたが。

 

異世界に憧れて、望まず魔女と戦うことになった、哀れな操り人形。

憂が操っていた黒幕側にやとわれてそうなのが、漫画版のみの目線だと気になるところですよね。

大輝は負傷激しい熾を連れて脱出し、彼女の伝手を頼って治療を受けることになっていましたが。

 

そこで明かされるこの世界における設定開示とか好きなんですよねー。

一般人が生きている『科学の世界』と、魔術師たちが生きる『魔術の世界』そしてどちらにも縛られない『異能の世界』。それをもって三界として分類する考えがこの世界にはあり、トップがヤバそうな背景背負ってるのが触れられているので続いて明かされるのとか見たかったなぁ……。好きな作品のコミカライズだっただけに、惜しい。