「なんてすばらしいのでしょう…」
「幸せ過ぎて泣きそうです 神に感謝しなければ…」
コミカライズで絵がついて、シュバルツとヴァイスの可愛さが強調されてて良かったですね。これはなるほどリーゼレータ達が惹かれるのも分かる。
そして装飾に凝った扉を潜って図書館へ。貴族院、つまりは貴族が使う場所とあってこういう細かいところにもこだわりを感じるのが良いですね。
これまで起動していなかった貴重な魔術具であるシュヴァルツとヴァイスが動いていることで、驚いているモブ学生なんかもしっかり描かれていました。
図書館にお熱で暴走しまくりなのは、不安しかないなぁ……という感じですが。
新たな目標を前に燃えるローゼマインが挑むのは、領主候補生向けの宮廷作法の授業。ハンネローレとかわかるキャラもいましたけど、他領地の候補生の姿見えるのいいですねぇ。
ピリッとした緊張感が漂う時、表情を隠すのが貴族とは言え多くが冷や汗かいてるのも、分かりやすくて良い感じ。
ヒルシュールが魔術具目当てで協力を申し出てくれたことも、ローゼマインの爆速合格を後押しした要因なんですよねぇ。エーレンフェスト的には恨めしいのでは。
まぁ、反発しているフラウレルム先生の担当の授業でもフォロー入れてくれる確約とれたから、乗らない選択肢もないですが。
「神の意志」の採取とかも楽しく読めて良かったですね。あとは奉納舞で、華やかな踊りにドキッとした後、技量の足りてない王子の踊りを見てスンって表情になってるローゼマインが面白かったです。
巻末番外編のコミックは「秘密の相談」。リーゼレータが側仕え見習いたちとの交流で、シュヴァルツとヴァイスの魅力について布教する話。小説本編の巻末SSで見たことある話でしたが、衣装の話し合いが本当に楽しそうで良かった。
書き下ろしSSは『ローゼマイン様の側近として』。ハルトムート視点で、ローゼマインの祝福を間近で見たことでまたテンション上がっていましたね……。