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「でも今日は太田くんが居るから いつもよりちょっと気合入ってるかも」

「カメラ回ってるから良いところを見せたいって事ね」

「! うん、そう」

 

11話から20話を収録。

学内の女子から圧倒的な人気を誇る王子様、紗和。

彼女はその人気とスペックから、部活の応援とかにもたびたび参加していましたが。

それもあって間近に迫った文化祭の出し物で、どこに参加するのかという取り合いが勃発することになったのは、ファンの熱量こわーってなりましたが。

 

太田君への想いがあって、彼のいる方向にファンサしたり。

文化祭の準備において彼と親しくしている女子生徒がいると嫉妬してしまったり。実に恋する少女をしていて微笑ましいですよね。

そんな彼女を傍で見ている保住さんは感情が上下して大忙しでしたが。紗和の奪い合いを見て、生徒副会長の八王子に早々に相談を持ち掛けているあたりは偉い。

まぁ副会長にそんな調停できる権限無いと言われてましたが。誰かに相談しているという建前大事ですからね……。

 

結局色々と参加することになったりしてましたが。演劇部への応援で主演になりかけたとき、演劇部の後輩が「私の推しは部長だから」という話になって、お助けという形にまとまったのとか良かったですよね。

誰も彼もが推しを愛して生きてる。そんな文化祭準備の中で、メイキングを撮るために太田が結構付きまとってカメラを向けて。いろんな表情を見る中で、告白された経験もあって「『推し』ではなく『普通の女の子』」として見れるようになってきた太田君。

良い成果物が出来たからこそ、それをあまり他人に見せたくないな、と欲が出てきたので、少しずつ進展はしていくんですかねぇ。

……と思っていたら、それを見ていた保住さんがいきなり勢い付けて八王子さんに接近していったのにはびっくり。いいぞ、もっといちゃつけ……。