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「でも、貴方が躊躇なく人間を殺せるような人じゃなくて良かったとも思っているわ」

「……俺の強さとは関係ない部分だが?」

「そうね。けど、私たちが見たかったのは何も、それだけってわけでもなかったから」

「過保護だねぇ」

 

主人公のモングレルは、剣と魔法のファンタジー世界に転生した現代地球で生きた記憶のある青年。

敵対しているハルぺリア王国とサングレール聖王国の国境沿い、一応ハルぺリアに属していた村に生まれたそうですが……国が争っていても、民の間では多少の交流があって。モングレルは父がハルぺリア人、母がサングレール人のハーフであり髪色にその特徴が顕著に表れていた。

 

そのことで幼少期から目をつけられていたし、試しにリバーシを作成してみたら村長の息子に成果を盗られるし。さらにリバーシの一件はしばらくしてから村長の息子が消されて、気付いたら製作者はどこぞの貴族ということになっているし。

そういったトラブルを経験してきたこともあって、モングレルは強力なギフトを持っていて、現代知識を活用して世界に衝撃を与えることだってできたが……それをしない道を選んだ。

 

魔物を狩ったり、各種依頼を達成するギルドマンとしての活動をつづけブロンズ3までランクを上げた。周囲の人は、彼の実力と実績ならそれより上のシルバーランクでもやっていけると、たびたび昇進を勧めてますが面倒事もついてくるからと彼は敢えてその地位にとどまっていた。

適度に貢献度と日銭を稼いで、たまに都市清掃とかの低ランク向けの依頼にも顔を出す。謎の開発者ケイオス卿として悪用されない程度の知識を流して、自分の生活が便利になるようにする。時には自分で変な武器を買ったり、周囲から物好きを思われるような開発をしてみたり、異世界で「ほどほど」の暮らしをするために必要な振る舞いをモングレルは続けていて、いっそ感心する。

 

自分のやりたいことをやりたいようにして、親しい連中と時にバカ話で盛り上がる。現代人としての意識があることで舌が超えてて食事方面で不満があったり、なんでも叶うわけではないにせよ、妥協点を見出して生き抜くのが上手いというか。なんだかんだ生き延びている強かな部分があって結構好きなキャラでしたね、モングレル。