「アマナは、確かにまっとうな人ではない」
(略)
「でも……わたしはアマナのこと、きらいじゃないのよ」
現世と幽世のはざまにある『神去団地』。
閉じ込められた無耶師たちが争っている、かなり特殊な場所であったようですが……。
別件の調査をしていた撫子とアマナはその場所へと迷い込んだ、というか。引きずり込まれた、というか。
最初は撫子が、自分が獄門家の人間であるという記憶も失っていて。
アマナと早々に会えたことで、「獄門撫子」としての自認は直ぐに取り戻せていましたが、欠けている記憶なんかもまだあって。
さらに神去団地からの脱出方法もないということもあって、団地を巡る騒動に対処する必要に駆られるわけです。
撫子とアマナが合流したり、時には分断されたりしつついろんな勢力と交流や戦闘をしているのが面白かったですね。
アマナの本性を知る相手に「まっとうじゃないけど、嫌いじゃない」と言っている撫子、割と彼女の事好きだよなぁというのが良かった。まぁ終盤にも良いシーンは合ったんですが。
一方でアマナは愉快な二等儀式官の四月一日白羽と合流し……本調子でないけどウキウキで無耶師相手に暴れていて笑いました。ゲーム好きだからリアリティ増してる幻術だされて、挿絵でもあんな良い笑顔してたら笑うしかなくないですか!?