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「結局やるのね……というかあの中に突っ込むのね」

「エルマさん、いつものことです」

 

ドワーフの整備士姉妹を新たに同行者に加え、母艦を得たヒロ達は輸送依頼なんかにも手を出そうとしたわけですが。

そこで振られたのが、結晶生命体と戦う帝国軍の前線基地への輸送任務で……疑問点もありつつ足を運んでみたところ、案の定というかなんというかセレナ少佐と再会することになるわけです。

 

結晶生命体との戦いに即座に参戦するつもりは無かったわけですけど、帝国軍と戦っている場面に鉢合わせて、結局介入することになっているあたりヒロの悪運は相変わらずというか。

奮闘して助けた後に、縁のあるセレナ少佐の存在に気付いたわけですが。彼女が居たことで話が早かったのも確かではありますよね。ヒロとセレナ少佐が同じ場所にいると、大きなトラブルが起きるというジンクスじみた状況になってはいますが。

 

結晶生命体相手の戦闘で功績大なりと認められて、名誉爵位が付随し、生きているうちに貰う人は稀とまで言われる勲章を貰ったヒロ。

それに恥じない活躍を、この後もするんだからもう……傍から見るとクレイジーなのは納得してしまった。

この世界はヒロがプレイしていたゲームに酷似しているものの、彼が知らないシップメーカーなんかも存在する状況で。それでも、ヒロのゲーム知識が通用する場面も多々あるんですが。

 

そんな中で彼が思い出していたのは、ゲーム時代のアップデートで結晶生命体が追加されてからの各種クエストで判明する、結晶生命体についての生態の情報で。それを知っているヒロからすると結晶生命体の発生源なんて場所が決まっているそうですが。

情報収集してみると現地ではまだ発生源を捜索中であるとのことで。「この世界では結晶生命体の研究が進んでいないのかもしれない」という可能性に気付くことに。

 

有用そうな情報を「噂」としてセレナ少佐に流したりもしてましたけど。

途中でポロっと情報を零してしまって……結局は、「噂」としてではなくてしっかり彼の知ってる情報を提供することになったりもしてました。

ヒロがそれをもとに戦った結果、大戦果を挙げつつ帰還してるので「9割がた正しい」というのも納得。その具体的すぎる情報の扱いにセレナ少佐は苦慮したみたいですが。

綱渡りのような想いをして、多少の犠牲が出そうでも作戦を完遂できそうだったあたり有能ですよねセレナ。

 

まぁ、状況がヤバそうだと判断したヒロが突貫して、最終的に成果横取りされたかのような結果になってしまったのは……運がなかったというか。巡り合わせがアレだったというか。

大戦果を重ねたヒロは、またしても勲章を授与させられることになって。そのために帝都へと足を運ぶ必要が出てきたのは……自身の行いの結果だから受け入れてもろて。