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「じゃあ、兄上は? 何を目指しているの? 錬金術で何をしたい?」
(略)
「僕はね、自分の力で、過去の帝国を造った錬金術師を超える、すごい発明をするつもりだよ」
無事に皇子としての仕事を終え、大切な家族の下に帰還を果たしたアーシャ。
弟たちとの楽しい交流をして。内心ウキウキしてましたが……。一年離れている間に、彼らの周囲でも変化があって。
双子のワーネルとフェルはヤンチャな部分があって逃げ隠れする癖があるから、複数人が礼儀作法の家庭教師を兼ねて追いかける要員を兼ねている、というのはちょっと笑っちゃった。
……アーシャが弟を招いたときに勝手についてきて、第一皇子相手に意見を出したりしてきて、舐められてるなぁというか。本当に礼儀作法教えられんのか、って感じはしましたが。
テリーの周囲にも人が増えていたり、さらにはアーシャが双子を助けた時と同じ年齢になろうとしている時期ということに、テリー自身が焦燥感に駆られて勉強に没頭して……アーシャの招きを断ったり、微妙に距離を感じる場面もありましたが。
アーシャの事を慕っているからこそ、兄の偉大な影に追いつこうと必死になってただけなので、今回家族旅行とかを通じて交流の時間が増えて。ちょっと落ち着くことが出来たなら良いんですが。
アーシャ相手に微妙に距離があったといえば、妹のライアで。幼すぎたのもあってか、アーシャの記憶が薄れていて、ちょっと不満げな視線を向けられることもあったりしましたが。
魔法で花をゲーミングカラーに光らせてみたり、それを見て「キラキラを私もしたい」と言い出したライアに錬金術で工夫した遊びをさせてあげたりして、兄と認められて懐かれていたのは良かったですね。
今回はトライアン王国の王太子が来訪する運びになり、公爵達の思惑を受けてアーシャが饗応役を任されることになったりして。ユーラシオン公爵家令息のソティリオスが、補佐役のように傍についていましたが。
アーシャの演技には相変わらず騙されているし、補佐役ぶるくせにアーシャの動向把握していなかったりで、まだまだ青いなぁって感じではありましたね。アーシャと比べるのが間違いではありますけども。
WEBではもっと後の登場になるニヴェール・ウィーギントが加筆で早期登場。あとがきに寄ればWEBでは登場人物が多かったりしたので出番が削られ、アーシャの視界に入ることが無かったと語られていましたが。なんか挿絵もらって、無駄にカッコつけてるのに脅しに屈する様が、実に二ヴェールという端役らしくてわかりやすくて良かった。