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「ヒロはなんだかんだで毎日自己鍛錬を欠かさないわよね」

「勘が鈍るのは良くないからな。俺は死にたくないし、クルーも死なせたくない。命張ってるんだから手を抜かないのは当たり前だよな」

 

皇帝からの無茶ぶり御前試合を制覇し、帝都での仕事を終えたヒロ達。

城を離れて整備し姉妹と合流してから、ダレインワルド伯爵から声かけられていたクリスと直接会う時間を設けて、屋敷に滞在を許されるあたりは流石というかなんというか。

中佐への昇進を果たしたセレナから、結晶生命体の件時に交わしていた武装購入についての紹介状を貰ったりしたりして。

 

その後、ダレインワルド伯爵からクリスが主導して行う領内の入植作業の護衛という依頼を受けることになって。

入植作業を眺めながらの休暇になるかと思っていたら、作業に使う資源を狙った宙賊がやってくることもあるっていう不安材料の提示がされたりするし。

ドウェルグ社と契約していた取材についての話が持ち込まれてくることになったりもして。……ドウェルグ社とヒロ、毎度なにかしらのトラブル起きてるので相性悪いんだよなぁ、って感じでしたが。さすがに何度も繰り返したからか、マシな人材が当てられた感はあってよかった。

 

ダレインワルド伯爵の案件とタイミングが被ったこともあって、貴族対応に慣れた人員が派遣されてきて、逆に気が抜けない感じも出ましたが。馬鹿が暴走するよりはマシだからまぁ……。

宙賊対策ということで案の定セレナもやってきて。厄介ごとの対処の為に別の原生惑星に直で乗り込む羽目になったりしてましたが……生還してるのでまぁ……?

諸々終わった後のクリスとの交流とかが加筆されていたのも良かったですね。
……途中仕事があまりにも終わらな過ぎてちょっと壊れかけている場面もあったりしましたが。
想いは変わらず、恋する乙女としてより強かになっている部分もあって、いつか本懐を遂げそうな気配はある。