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「私はマルス王子の味方になる」

 

宰相が実験を握り、自分の娘を王の後妻に押し込んだうえ、生まれた孫に国を継がせたいと考えたために、前妻の息子である王子マルスを排除しようとした。

それを敏感に感じ取ったマルスは、城での食事を拒否。抜け道を使って外に出て、自分で狩りをして飢えをしのぐことに。

しかし抜け道が続いている城の裏手の森は、人の寄り付かぬ魔獣の森でもあった。さらには魔獣の肉には毒性があって、弱い魔物の肉でも食べれば腹を下すし、格上の魔獣の肉であったらより重度の体調不良を引き起こして、最悪は死ぬ可能性もある。

 

ただ暗殺の危険性を感じる城の食事よりはまだマシで……そんな日々を続けていたある日、モンスター喰らいをしているマルスに興味を持った人物が接触してくることに。

『剣聖の赤鬼』なんて呼ばれている、凄腕ながら制御不能と認定されているバーサーカーな女性であるところのカサンドラは、マルスに興味を持って彼を弟子に取ることに。

魔物を喰らえば力が付く。毒や重力など、罪人用だったり暗殺用の魔道具を敢えて自分に使うことで、それらに対して耐性をつける。王子だろうと、修行をサボれば容赦なくボコボコにする。

修行というか拷問手前みたいな感じでしたが。その成果は確かに出て、マルスはかなりの腕前を獲得することになって。

 

後は自分で努力しろと師匠が国を去ったタイミングで、腐った国の中枢から離れて、魔獣を狩って鍛えていたハンドレッドという集団とたまたま遭遇して。

彼らに認められて戦力を得ることに成功したりもして。調査の為に入り込んできた騎士団長まで、自然に(?)取り込んでいるあたり、脳筋が多い国だな……というか。

力をつけて行った結果、宰相に警戒され直接的に排除されそうになったのを受けて、ハンドレッドが燃え上がり、結果としてクーデターを起こす羽目になったりもして。

 

モンスター肉を食らうことで強くなる、という事を実感したことでよりパワーに傾倒してるハンドレッドの面々、勢いそのまま国内の統治に必要だろう貴族すら排除しまくってしまって、どうなるやらと思っていましたが。

マルス本人はそこまで考えていないけれど、結果として良い手を取って、状況を乗り越えていけてるのは凄いですね。勘違いモノっぽい味がするけど、マルスが国内トップの実力者であるのは間違いないでしょうしね……。

婚約者のフラウには……戦闘では勝てるとしても、フラウも強かだからな……。ある意味フラウが最強なのでは。