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「いいじゃないか彼! それでこそ魔術師じゃないか!」

 

里帰りするには遠いし、睡眠提供商売の関係で居て欲しいという声もあったことから、学校に残る事を決めたクノン。

既に結果をいろいろ出しているけれど、未だに初級魔術しか使えないという特異さで特級クラスで居るの、面白いよなぁ。

 

そしてそんな状態で2年生に進級して。先輩方との交流も相変わらずですが。狂炎皇子ジオエリオンの従妹が特級クラスに入学するという話を聞いて。

セララフィラという少女を「魔術に没頭させてくれ」という提案もされることに。口絵でカラーイラスト見られましたがセララフィラ嬢、好きな見た目してるなぁ。可愛い。

特級クラスに入ったものの、まだ魔術に染まっていない彼女でしたが。

クノンと出会い、その伝手でエルヴァという憧れられる先輩にも出会って。自分の未熟さを痛感して、折れずに成長しようと思える子だったのは良かった。

 

樹木に潰された校舎の再建が終わったり、聖教国がコンタクトを取って引き渡し要求があったりと輝魂樹を巡るトラブルもグレイ・ルーヴァの存在によっていったんは落ち着いた模様。

その反応が読めていたからこそ、貴重な種などを送るからその環境で芽吹くか試してほしいという話に持って行ったあたり聖教国も強かというか。

……植えた結果、行方不明になったりするあたり特殊な環境だなぁというか。特殊な物を扱うとそういうことあるんだなぁというか。まぁ、ここならそういうこともあるか。……大分思考が学園に汚染されてる。