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「我々にはみな役割がある」

(略)

「そうして君たちはここに来る資格を得た」

 

Dパワーズの2人が実験のために横浜ダンジョンの入り口になっているビルの1階フロアの権利を得た後、まさにその横浜ダンジョンで無限に増殖するクリーナーが発生して。

スタンピードが起きるかもしれず、1階フロアからあふれ出たら自分たちの責任問題になってしまう。

売り払う先もないから、と最悪階段をコンクリで埋めて自分たちの責任だけでも回避しようか、なんてトンデモ案を出したりもしてましたが。対処するための方法もちゃんと考えることになって。

 

趣味に走りすぎる事はあれど実績確かなランク1位が動くなら解決するんだろうなぁ、と何となく思ってはいたんですが。

そんなこと作中のキャラには解るはずもなく。彼らは彼らで出来る範囲で手を打とうとするわけですが。……ダンジョン内、という条件があるとは言え核を持ち出してきたのには唖然としましたね……。

サイモン達は軍人とは言え根が善良ゆえに作戦に関与できず。芳村が考えていた「クリーナーが呼ぶスライムを駆除しまくって館を呼び出して、リソースを消費させることで解決させよう作戦」は、結果として実行できませんでしたが面白い案だと思いました。

 

ギリギリで状況が発覚して阻止しようとしたものの爆発は起きてしまい……けれど、その痕跡は不思議と残っていなかった。

巻き込まれる位置に居た面々は、なぜか代々木ダンジョンの深層で目覚めることになったりしていましたし。

ダンジョン探索の前線にいる自衛隊のチームIからも犠牲者が出るようなモンスター相手に、数の調整を図れるあたり芳村のスペックは相変わらず高いなぁと思いました。

 

ファントムとしてのRPも結構決まってて、謎めいたキャラとして見えてるんじゃないですかねぇ。裏側知っているとどうしても笑えて来ますけども。

颯爽と消えたふりをしておいて、アルスルズ空間で隠れているシーンとかギャグでしたからね。

鳴瀬さんとの情報交換も出来てましたし、アルスルズのダンジョン外との転移交代、本当に便利ですよね……。

送り込まれた先が代々木の31層であり、ボスを超えた先にサイモンや自衛隊が32層のセーフエリアに辿り着いたりもしていましたが。その裏側で、芳村と三好はダンジョンによって再現されたタイラー博士と会話し、爆弾情報をいくつももらうことになってましたが。ダンジョン関連の真実を知ることになったものの、突飛すぎて信じてもらえるかわからず。情報の扱いがますます難しくなりそうではありますねぇ……。