「私も、鳥子のことが好きだけど……いや、どうだろ、好きなんだと思うけど……。うん、好きではあるテそれは間違いない……」
(略)
「もうちょっと真面目に、いろいろ考えた方がいいのかなあ……」
廃墟なラブホテル探索をした際に、鳥子と空魚の間で話題にでた「ラブホ女子会」。
……まさかまさかで、本当に実行することになって。
空魚、鳥子と2人きりを回避するべく小桜や茜理たちも招いてワイワイ楽しくやったようですけども……。そこでもなんか不可思議現象に遭遇して、記憶飛ばしているとかもうなにやってるんだ……。
そしてその女子会以降、鳥子に連絡を既読無視されるようになった空魚が、鳥子の大学へ踏み込むことを決めて。
態度がおかしい鳥子と、その真意をくみ取れない空魚。
運悪く空魚が中間領域に転がり落ちてしまって……幸い、電話がつながる場所だったので、鳥子と協力して脱出には成功したわけですけども。
空魚相手には結構ガンガン来る鳥子が、基本は弱気で大学では人見知りしがちだとか。鏡などを介して、鳥子がかつて見た光景を垣間見ることになったりして……これまでよりも空魚が鳥子に詳しくなっていくエピソードがあったのは、良かったですね。
裏世界での探索は続いていて、今回遭遇したのは「マヨイガ」と、そこに住む老女外館と老犬ハナとの出会い。
鳥子との2人での探索を邪魔されると不機嫌になる空魚でしたが、1人と1匹で完結している外館達には、変な態度取らなかったのわかりやすいな……。
マヨイガは結構平和な異変で、望んだとおりの服が出てくるクローゼットがあり、鳥子が空魚を着せ替え人形にして遊んでいたシーンは平和で良かった。
裏世界にも普通の虫や動物……多少の奇形は有れど……が居るって言うのを知れたのは、一つの進展かも。
少しずつ裏世界に慣れて来たか、と思ってきたところでタイトルにもなっている「八尺様リバイバル」ですよ。
かつて裏世界に消えた妻を探し求めて狂気のまま探索をしていた肋戸。……実は消えたのは夫だから、探してほしいと妻から依頼を持ち込まれることになって。
八尺様と出会った場所に再度足を運ぶことになる話で。5巻の他のエピソードが不思議系ながら平穏よりだったのと比べると、危ない橋を渡る話にはなってましたねぇ。
目的になかった人を連れ帰ることになって、DS研に預けることになっていましたが。3度目の八尺様エピソードが描かれたときには再会しそうだな……三度目があるかはしりませんが。