「どうして? アレク先輩、雑竜だよ」
「そうだね。貴竜じゃないけど……でも好きなの」
1年生の秋、学園都市で行われる収穫祭をアレクは、いつものメンバーであるリナやナーシャ、ミラの3人と楽しく過ごすことに。
リナに乞われて前世知識を基にした歌を披露したところ、技量は拙いものの前世で流行した洗練された曲であること、一度死に生まれ変わったアレクだからこそ歌に込められる思いがあったことから、なんか先輩の一人レオノールに刺さったりもした模様。
レオノールとの時間が増えていることは、番であるリナ達からすると面白くなくて。なんか最終的にアイドルみたいにライブ始めていたのは驚きました。
上級生とかには及ばないながらも、近い世代であれば貴竜にも勝ちうるアレク。
彼は身体強化で無理やり食事量を増やすことで魔力を増やしていて。内臓に負荷をかけ続けているわけで、通常ならどこかで破綻したそうですけど。
……生命属性持ちであるセレスとも良い関係を築いた結果として、その問題も踏み倒していってるのはチートじみてますなぁ。
地の文でも「雑竜の皮を被ったナニカに変じていた」と称されていますし。レオノール先輩もかなりほれ込んでいるみたいなので、どんどん彼の毒牙にかかるキャラは増えて生きそう。
実際、2巻では新入生である双子の姉妹サフィアとルビスだったり、ちょっと研鑽をサボりがちな先輩女子のエミリーだったりが標的になったりしたわけですが。
……いやまぁ、エミリーとサフィアがどっちも行動的だから、むしろ向こうから飛び込んできた感はありますけども。
2巻は日常の挿絵もそこそこありましたけどノクターンの書籍化っぽい挿絵も増えてましたね。……まぁ挿絵なくても普通にヤることはヤりまくってるわけですけども。
ナーシャちゃん好きなので彼女の実家編も好き。3巻以降も出て欲しいものですが、どーなるかなー。