「お前はすごい 尊敬できる大した師匠だ ルーデウス」
エリスが10歳の誕生日を迎えてパーティが開かれることに。
着飾ったエリスを見て、ちょっと見惚れてるというか言葉が出なくなっているルーデウス、年相応って感じがしましたねぇ。
領主が親戚だってことだったり、エリスの父フィリップが「政治に巻き込まれたくなければ、出来るだけグレイラット姓を名乗らないでおけ」的なこと言ってくるし、彼に見えてない部分も多々あるんですけど。
物覚えの良い体に生まれたことを活かすべく、いろんな言語を学ぼうとしていたり、ルーデウスもできる事はいろいろとやってるんですけどね。
それが政治方面ではなくて、個人の力を伸ばす方向に向いているだけで。
反発もありつつ受け入れてくれてる人もいて、ルーデウスの誕生日も祝ってくれたりして、良い時間を過ごしてますね。
……エリスとの関係も良好で、将来の話までも出てくるような状況で。そこで調子に乗ってしまうのが実にルーデウス……。
そうやって順調に進んでいたある日、事件が起きるわけです。巻頭・巻末のエピソードで緑髪で頭部に宝石のあるスペルド族の影が描かれているのが、実にスリリング。