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「だが表は一般人裏ではヤンキーというのはセオリーだな 考えてみるか」
「あ じゃあ私も協力する!!」
「えーとねタバコスパスパ吸って お酒ガバガバ飲むの」
「いや 少女マンガだからな タバコはチョコレートに お酒はジュースにしときなさい 健全に」
(とんだふぬけ野郎じゃない)


無骨な男子高校生、野崎梅太郎。
彼に恋した佐倉千代は、彼に告白するものの、なぜかアシスタントになっていて。
焦って「好きです」とかじゃなくて「ファンなんです」から入ったのが全ての敗因ですね……
告白の場面から始まるので、千代がどうして野崎を好きなのかはわかりませんが。
個性的なキャラが多くて、なんとなく笑えた。
野崎くんは…まぁ、あの性格と行動じゃそりゃあ、少女漫画書いているって言っても信じてもらえないでしょうねぇ。

無骨で、デリカシーがないと言われているが、実は女子に人気の少女漫画を描いている野崎梅太郎。
そんな彼に恋した美術部所属の恋する少女、佐倉千代。
野崎の友人で、パッと見ちゃらいのに自分の発言に自分で照れる御子柴。
空気を読まずに相手を怒らせるのが上手く、運動部では反面教師として頼りにされている瀬尾結月。これで歌が上手いっていうんだから、世の中わからん。
その言動から学園の王子様と男子から評判の演劇部に所属している女子、鹿島遊。
たまに野崎の漫画の助っ人をしている、演劇部の部長の堀。

鹿島が学年上位の頭持っているはずなのに、部長の堀に容赦ない一撃を食らってて笑う。
部活に連行されている場面でもナンパしているんだから、そりゃあ怒られるわ・・・

野崎くんと前担当のやりとりが笑えた。
どうしても相性が悪く「僕のアイデアですよね!」と言われるのが厭で夏の定番イベント全て言われたから「・・・二か月後」って時空を飛ばしたという驚きの展開が。
いや、合宿で遠出するとか、肝試ししてみるとか、他のイベント起こすんじゃないんだ、という驚異の解決法。
2コマであそこまで笑えるとは思わなかった。

カバー裏の「彼のプライド」が笑えた・・・というか泣けた・・・
御子柴・・・お前、本当にプライドどうした・・・
さすがヒロインのモデルになった男子・・・

月刊少女野崎くん(1) (ガンガンコミックスONLINE)
椿 いづみ
スクウェア・エニックス
2012-04-20