ニーナ:む、むう……ちなみに、そのファーガルドのやつらは悪いやつなのか?
GM:「悪いやつ、か。難しいな……じゃあ、人間の〝悪い”って何だい? 人を殺せば悪いの? それなら戦争をしている人たちはみんな悪いってことになるけれど」
ニーナ:それは……意味もなく人を殺すのは悪いやつだ、と思う。
GM:「なるほどね。その伝で言うなら、少なくとも彼らは手を汚すとき、はっきりとした理由をもって決断していると言えるだろう」
表紙もキャラ混ざっていることですし、どこかで合流したりするのだろうかとか思っていましたが。
さすがにロード、国を背負っているだけあって、そう簡単にはいかないようで。
とりあえず、ファンタジア側とMF側個別に導入の短いエピソードを挟んで、緊張状態がピークに達しているというか。
プロテアいったい何をやっているのかと。凄く笑えたけど、笑えましたけど。
プレイヤー知識があるし、そもそもクリエイターだしで、予想できる部分があっても、PCを動かして誤解しにいったロールプレイはいい感じ。
ファンタジア陣営の序章が先に掲載されて、それからMF側という構成。
収録に関してはMFの方が先にやっていたらしいですけどね。
まぁ、読んでみればなるほど納得できる順番で。
カタリナはちょっと変わったペット買っていたりする以外は常識人ですが・・・
拷問するマルタと、触手使うヌルと、変身して喋れなくなるオルカとか、キャラが濃いよなぁ・・・
それでも結構真っ当に国を治めて、まだ完治していないアロイスを良く助けています。
ヌルという聖女の伝説に関係するキャラクターもいるわけですし、「グランクレスト」はこういう世界なんだろう、というファンタジーをよく描いていると思います。
MF側は、うん、相変わらずレーベルの色をよく判っているというか。
ニートなロード、ニーナ。寡黙な傭兵インク。
変身能力と《専門知識:枕事》をもつ自由人プロテアと最近暴走がちのメイジ、スティア。
状況を探るために色々動いたり、プロテアが以前であった「同じ顔をした謎の相手」が接近して来たりとこっちでもイベント発生。
あっちでもこっちでも暗躍しているやつがいて、聖女伝説についての謎をばらまくだけばら撒いていったので、続きが気になります。
ファンタジア陣営の国とMF陣営の国は、それぞれ違った組織に属しているため、前線となる可能性がある。
それだけではなく、MFは森の民を味方に付けたが、ファンタジア側は、森の民によって被害を受けている。
今回、プロテアが起こした行動や、ニーナが新しく友だちとした相手などによって、これ、戦争まっしぐらな感じなんじゃないだろうか。