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「いくぞ、ガッシュ…こっからが本番だ」

 

LEVEL.61Level.79」と「特別編 二人の王女」を収録。

これまで誰の本も燃やさず、襲われてもあしらってきたというアポロとロップス。

魔物の術も人助けに使ったりしているし、信頼できる相手ですが……なぜかアポロに興味を持たれて戦うことに。

先読みに優れたアポロは攻撃を巧みに回避したりしてきて、彼が本を燃やすつもりだったら負けている場面もありましたが……結果は引き分け。

バオウ・ザケルガが初手では使えずチャージ式の力なのでは、という考察も出来ましたし得るモノが大きかった戦いですね。

それだけに、再会した時にアポロの隣にロップスがいなかったのが悲しい。

 

ダニーのエピソード、こんな後だったかーってなりましたね。

ダニー自身は芸術に全く頓着がないけれど、そのマスターは「物のすばらしさを金で計らおうとするのは人間の愚かさだ」としつつ「人の心をうつ芸術をバカにするのは許さん」としっかり良いところ悪いところを挙げて指摘してくれる、出来た人でしたね。

いつまでもダニーボーイと彼を子ども扱いしつづけてましたが……最後、シンプルにダニーと呼ぶのがとても良い。

使える術がシンプルな自己回復術だけなのに、なんだかんだ生き延びてるのも凄いですけど。……まぁ、肉弾戦は得意ですからね。それで言ったら戦闘術使えないキャンチョメも良く生き延びてるよなぁ感はある。

 

清麿とガッシュ、良い魔物とパートナーとの出会いもそこそこあって共闘もしてますけど……早い別れを迎えてしまうのは悲しいですねぇ。

そして次に戦うのが地味ながら妨害が巧みなパピプリオと、鈍足ながら強力な術を話すぞボロンのコンビで。ソロだったら危ないところでしたが、恵とティオのコンビと合流できて、コンビネーションで勝利出来たのは何より。

ウォンレイとリィエンの出会い、こんな感じだったか。本を奪う時のアクション、見事過ぎて他人事だったら拍手してたかもな……。

ガッシュの「やさしい王様」という目的に共感してくれて、そして生き延びられた希少なコンビとして頑張ってもらいたいところ。

 

巻末のガッシュカフェはダニーとウォンレイ。

術を用いない肉弾戦闘をこなす2組、冒頭から組手スタートで笑っちゃった。2人とも格好つけな部分があって、相性は良さそうなのに会うことなくダニーが退場してしまってるのは惜しいなぁ。だからこういうオマケ要素で絡みが見られるの嬉しいんですけど。