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「そんな奴を王にさせるわけにはいかねえなああ!!!」

 

LEVEL.100LEVEL.119」を収録。

魔界の本に似た文字の刻まれた、謎の石板。その正体がここにきて明かされていくことになって。

千年前の魔物の術によって石板として封じられた魔物だった、と。

このタイミングで今回の王を決める戦いの魔物が残り40名になっていて、かなりハイペースで進んでいるので、どうするのかと思ってましたが。

過去の魔物を引っ張り出して、敵を増やすというのは当時びっくりしたものです。

 

千年前の魔物を復活させて徒党を組み王になろうとするロードことゾフィス。

ブラゴのパートナーであるシェリー、その友人であるココの心を操ってパートナーにしていたように、千年前の魔物たちのパートナーも心を操り従えている、非人道的な行いを平気でする輩で。

ガッシュたちが最初に戦うことになった操られたパートナーの中に、「ずっと仕事で忙しかったけど、娘の誕生日の為になんとか休みを取りプレゼントを買ったが……魔物の戦いでボロボロになっていた」人とかが居たの、凄い刺さって痛かったですねぇ。

 

清麿たちがそれに怒って、千年前の魔物との戦いに挑む覚悟を決めてくれたのは良かった。

必死に少ない手がかりを手繰り、なんとか拠点に目星をつけたタイミングで「私はもう知ってたけどね、ゴメンね」とか言うナゾナゾ博士からの手紙が届くの、良い仕事してるし格好いいんだけど、一回ふざけないと生きていけないのかアナタは……そういう性格してるな……。

 

千年封じられていたことで憎しみを貯め込んでいた魔物たちは、かなり手ごわく……それでも封印の被害者として見ることがやめられないガッシュは魔物やパートナーへの攻撃を躊躇い……それでも協力してなんとか勝ったわけですが。

もっとヤバい敵が控えてるから意識を切り替えろ、と最後にアドバイスを残してくれたのはなんか嬉しかったですね。

その直後にギャグみたいな敵だけど、強力な力を持ったビクトリームと鉢合わせることになるんだから、清麿たちの運どうなってるんだ。

感知能力のあるビクトリームが面白がって突っ込んできたので、清麿たちだけのせいでもないですが。

 

巻末のガッシュカフェはビクトリームとレイラ。

千年前の戦いで、なんどか行き会って時に共闘したりバカみたいな行動に突き合わされたり。腐れ縁みたいでしたが……ビクトリーム、レイラが石にされたと聞いてゴーレンに戦いを挑んだとか、ふざけ倒してるくせに格好いいじゃないか。