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「ま、今はハルカが大事だろうし、無理を言うつもりはないよ。でも、将来的には、ちょっとだけ考えておいてくれると嬉しいかな」

 

イリアスの護衛を無事に終え、ピニングに帰還したナオ達。

そこで、街で近ごろ起きている行方不明事件の調査を任されることに。バタバタしていて人手が足りないというのもありましたけど、そもそも命の価値が現世とは違ったり、警察組織とか法律関係とかも違うから、全部の事件が捜査されるわけでもないんですよねぇ。

行方不明になるのも珍しくないというか。「冒険者になると家を出て行方不明の少年」とか「いきなり魔物討伐の依頼を受けてるから、事故で死んでそう」ってハルカ達が判断するケースとかもありましたしね……。

 

そうやって調査を進めていく中で、特殊な才能を獲得したクラスメイトが黒幕説が浮上したり……実際そうだったわけですけど。

全く別件で屋敷探索していたイリアスとミーティア・メアリ姉妹が行方不明になったりする事件が起きたり。子供の好奇心ってすごいですねぇ……。

色々な要素が噛み合ったバタバタ騒動を乗り切って、報酬として「避暑のダンジョン」周辺の土地を、領主が認定するだけではなく、国に申請した正式な私有地として認められることになったのはまぁ良かったか。

行方不明事件を起こしていたクラスメイトしかり、既に退場したクラスメイトしかり、地雷に気付かず失敗した面々と比べると、ハルカ達は本当に堅実に進んでますよねぇ。

 

そうやって事件を解決した上で、ついにラファンに帰還した一行。

ナオはここで、一線を越えた幼馴染ハルカへプロポーズしようと画策して。何人かに相談して、準備をして。

ユキがナオに協力して、宝飾店紹介したり、指輪のサイズをアジャストさせる付与をしてくれたりする一方、アピールもしてきたり……好奇心から冷やかしもしたりと、良いキャラしてますねぇ。ハルカにちょっとお仕置きされてましたが、まぁツッコミすぎも良くないよ。