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「“情”に心揺れし忍者は いとも容易く誤断(ミス)って死ぬ……!!!」

 

817話を収録。

歌舞伎町地下倶楽部。

そこに蔓延る悪を打ち倒すために乗り込んだ帝都八忍の祭下陽日。

帝都八忍となって最も経歴が浅い若手ではあるけれど、特異体質を活かして炎を操り敵を焼き尽くす実力の持ち主。

 

その相手が夢澤恒星。

八極道という極道側の幹部認定はされているけれど、陽日みたいな特殊体質や能力はなく。ただ気概のみで戦った漢。

忍者の気配を察知して殺しの経験のない若手を逃がしたりする身内への優しさはありますが……そうして逃がされたメンバーが、別の極道とか忍者に鉢合わせて命を落とすあたりは無常ですね。

あと夢澤に優しい一面があるのは良いとしても、普通に悪逆非道の極道なんで「裏社会で悪事かます奴はブッ殺す」という忍者たちの方針大正解なんだよなぁ……。

 

極道(きわみ)さんから「八極道では最弱、凡夫と言っていい」とも言われていた夢澤。

……だからこそ彼が勝てれば極道の希望になるという意味が込められていたわけですけどそんな男に、八忍一人持って行かれたの厳しすぎるな……という印象。

いや実際、燃えようが腹に穴空こうが足掻いて前に進み続けた夢澤と、彼に応えようと道連れの為に命を懸けた配下の意地が、ヘルズ・クーポンで底上げされた結果ではあるんですけど。

既に壊爺も居ないので、一人一殺するにも人数足りないですからね。

極道のスペックを忍者に抗えるほどに底上げする「ヘルズ・クーポン」の存在を暴いてくれたのは良かったですけど、厳しい戦いが続きますね……。