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「……分かった。困っている人を見たら必ず助けさせてもらう」
グルザルム王国の辺境にあるフーロ村。
立ち入ることすら禁忌とされている魔王領付近にあるため、国の地図にも載っていないほどの田舎の村……らしいですけど。
魔王が王国に攻め込む際に、地形上必ず通る場所にあるそうで。実際、主人公が把握しているだけで4度も侵攻があったとかで。それだけの要地であるなら、むしろ国が要塞化してしかるべきなのでは……? とも思いますし、国側も把握していない村なのに、村人たちが「一応はグルザルム王国に所属している」と認識してるのなんでなんでしょうね。
主人公のグレアムは、そんな村で魔王軍の襲来を退け続けた英雄。
しかし42歳になるまで戦い続けた結果、片腕を失ってしまって……村の人々は英雄である彼を優遇してくれていたけれど、慣れない復興作業でミスを頻発させてしまって。
過酷な立地である村に負担を増やすことをグレアム自身が許容できず、村を出ることに。
42歳でこれから体力は落ちていくだろうし、片腕で農作業への影響が出てしまうから……と言って村を出たグレアムなんですが。
その腕一本で村を守り続けた英雄としての実力は、隻腕でもなお健在というか。
魔王領近辺が王国から禁域指定されてるのも、まぁちょっと納得はしちゃいそうなくらい、フーロ村出身のグレアムと、王国の一般冒険者の実力は隔絶していて……。
片腕で農作業に影響が出てしまう、とは……???
ソロで活動を開始して未経験という事で、同じくソロで活動している少女を受付嬢に紹介してもらうことに。ジーニアという少女は、今まで依頼達成できたことがない新人だけど、だからこそグレアムでもパーティーを組んでもらえるのでは、という話。
結果的にはグレアムは腕利きで依頼を危なげなく片せるし、余裕もあるからジーニアを指導することだってできるので、良いパーティーになってましたけども。
グレアム、片腕だろうとBランク冒険者容易く蹴散らせるし、一般冒険者が死を覚悟する相手でも難なく倒すし、本当に英雄に相応しい実力はあるんですが。
辺境の村にこもり続けていたから、色々と常識が足りてないんですよねぇ……。悪人に食い物にされるほど弱くないし、良い出会いにも恵まれたので、なんだかんだうまく立ち回っていきそうですけど。