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「アリア……」

「エレーナ、私は自由にさせてもらう」

(略)

「お前たちを、ここで殲滅する」

 

乙女ゲーム本編の舞台となる王立魔術学園。

エレーナが入学する際にアリアは彼女の護衛として傍にいることに。しかもただの護衛ではなく、暗部の知人であるセラの養女として身分を与えられて、授業中も近くに居られるように状況が整えられていたわけです。

 

真のヒロインであるアリアは、ゲームの記憶を刷り込まれた結果、自立する道を選んだわけですが。

魔石を拾い夢のような世界に侵され、本来アリアが収まるべき位置に割り込んだ少女アーリシアもまた学園に通い始めることになって。

ゲームとは道を違えたアリアの行動によって、多くの人々が「原作」時代からは道を違えることになったわけですが。

アリアという炎が強すぎて、下手すれば身を焦がして破滅するし。上手く付き合ってる人でもその苛烈さを見て、より高みを目指そうとするわけで。アリアによって良い影響を受けた陣営と悪い影響を受けている陣営の溝が、どんどん深くなっていってるなぁとは思いました。

 

歪んだ形で発生した襲撃イベントで、護衛として敵を切り捨てることに躊躇いの無いアリア。

そんな彼女の在り方を見て、王太子エルヴァンが怯えてしまっているのが本当にねぇ。

戦った後アリアが返り血まみれになることもある苛烈さなので、圧倒される絵面であることは間違いないでしょうけど。地の分で突っ込まれているとおり、王族としての覚悟が足りてない。

色んな思惑が蠢いている中で、グレイブとの因縁にケリをつけられたのだけは良い点ですかねぇ……。放置していると何しでかすか分からないですからね。

魔族も暗躍していてその悪意がエレーナに迫ろうとした時に、アリアが間に合ったのは良かったですけど……死に際に発動された転移魔術で厄介そうな場所に送り込まれてしまったのは、面倒ですねぇ。

エレーナはアリアが身命を賭して守るでしょうからいったんおいておくとしても、援軍が期待できなそうな場所でアリアが無茶しないか心配すぎる……。