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「どうしてそういうこというの。マメーはししょーのでし!」
マメーは森の奥に住む魔女、グラニッピナの弟子。
元々は別の名前を持つ少女だったが……緑色の髪を忌避されて、家族に捨てられたところを拾われたとか。そして元の名を捨てて、マメーとして生きることになったみたいです。
ちょっと変わった響きなのは、魔女見習いに与えられる仮名だから、と作中で理屈つけられているのが作り込みを感じて好きですね。
魔法の素質が星の数で評されるみたいですが、マメーは植物魔法に秀でた五つ星の素質持ちで。万能系三つ星のグラニッピナからしても、分からないところが多いとか。
実際、マンドラゴラをマメーの魔法を使って育ててみようとしたら、表紙にも載っている鮮やかな色味の植物素体の人型に化けるという珍現象が発生したわけですからね……。
「ピキー」となくマンドラゴラの新種なので、ゴラピーと名付けられたその植物はマメーの使い魔としてマメーに懐いてて実に微笑ましかったです。
生家で疎まれていたから言葉がまだ幼いマメーですが、師匠の下で伸び伸びと成長しているのが感じられて和みますね。
ゴラピーたち、マメーの魔法吸って頭上の植物が成長したり、そこから師匠も驚く魔法溶媒を生み出したり。師匠を筆頭に周囲をビックリさせまくってるんですけど。
生みの親にして使い魔の主であるマメーが「かわいい!」と受け入れているのが良い感じですね。
マメーの師匠、森の外から仕事を頼むために騎士団の副団長がやってくるほどの実力者みたいですけど。城の魔術師もハッキリと答えをみつけていなかった問題が「呪い」によるものだ、とちゃんと理由付きで答えられるあたりマメーも言葉が拙いだけでしっかり賢いんですよねぇ。
外の人との交流が生まれたことで、マメーとマメーの生み出したゴラピーと言う新種が多くの目に触れる事にもなったり。……そもそもマメーの生家の人々も思う所ありまくるみたいで。火種は尽きませんが、無理せず乗り切って欲しいものです。