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「あなたの事情なんて、興味ありません」

(略)

「だからわたしは、どうでもよくないもののために、戦います」

 

完全書下ろしで送る第10巻。

七賢人会議から始まりましたが……レイは欠席。モニカ以上に出席率が低いとか……いやまぁ、彼ならそうか……。メアリーとルイスが別件で席を外しており、宝玉の魔術師の後任は決まっていないので、三賢人会議状態なのはちょっと笑った。

珍しくモニカが参加していたのは、「禁術使用罪及び研究罪を、死刑から無期懲役刑に変更」という彼女にとっても無関係ではない議題だったから。

「黒い聖杯」の有用性をモニカが示したことが一つ。技術が進んで、魔術師拘束用呪具の性能が上がっているのも理由の一つだろう、とモニカは睨んでいましたが。

 

そうやって少しずつ良い未来へ歩みだそうとした矢先、凶報が飛び込んでくるんだから人生はままならないですねぇ……。

魔術師も収監しているネイガル監獄で爆発事件が起きて……外壁に魔法攻撃を受けた痕跡があり、さらにそこから発生した火災で死傷者も出ている状況。囚人の安否確認にも手間取っているとか。

拘束用呪具の生産でレイは大変だし、結界の張り直しでルイスも駆り出されるしでお疲れ様です……。

 

モニカは一旦監獄関連の仕事は振られず、サザンドールの拠点に戻って。

「黒い聖杯」関連で仕事を抱えているから、という事情もあったみたいですけど。何かあったらルイスから要請飛んできて手伝うことになるんだろうなぁ、と半分諦めているのモニカも良くわかってらっしゃる。

まぁ今回は要請飛んでくる前に、脱獄犯の1人と遭遇してそれに対処する羽目になったんですけどね……。

 

サザンドールで行われる水霊祭を楽しもうってタイミングで、水をさしてくれたものです。

ラナの商会の従業員が、脱獄犯の弟で柵があったりもして……ラナまで巻き込みかけたことで、モニカが怒っていましたね……。

いやぁ「化け物」呼びされるのも良くわかる、モニカの非常識さを見せつけられたといいますか。まだ技術磨く余地あるんですねぇ、モニカ。若いんだから、そりゃ伸びしろは多いんでしょうけども。

脱獄犯はまだ残っていて、さらに因縁がある相手まで逃げ出したって言うのが巻末のシークレット・エピソードで描かれてましたが。

どっちに行ってもおかしくないんだよなぁ……さてどうなるやら。11巻も鋭意執筆中とのことですし、期待して待ちましょう。