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「弱者らしく戦い――弱者らしくほふることをここに宣言する!」
東部連合編とあるように、空と白が人類種の玉座に就いた後を描く作品。
2人ともゲームに関しては飛びぬけているし、その勝利を盤石なものとしている頭脳とかはあるけれど、人間的にはダメダメな部分も多いんですよねぇ。
……いやぁ、正直懐かしい気持ちになりましたね。原作読みなおそ。
王様に就任した時の演説では、それらしく格好良いことを言ったけど、日常ではボロボロ。
先王の孫娘であるステフは、空たちをどうにか真人間にしようとディスボードのルールに則った上で、空達を交渉の席に座らせるためにゲームを仕掛けたりしてますが……惨敗。
負けヒロインが似合ってますよね、ステフ……。なんだかんだ彼女は彼女で有能なハズなんですけどね……。
突如現れて玉座に座った空白コンビに反発する勢力は、当然生まれたわけですけど。王家に連なる家に利権を流すことで対抗勢力の力を削ぎ落して、無血で全勢力を取り込める状況作ってるのは凄いよ。
ふざけまくってるように見える空白でしたが、ゲームに対しては真剣で……。
人類種はかなり追い込まれている状況だから、挑むのであれば準備を万端に整えないといけない。
しかし、そのために必要な情報が不足しているというジレンマに悩まされていたわけです。
欲を言えば他種族……例えば「神殺しと言う武力を持ちつつ、知識の収集を喜びとする」種族である天翼種を味方に引き込めれば良いとまで考えていて。
……そうしたら過去に先王が天翼種に負けて、図書館を奪われたことやその天翼種が今もそこに住んでいるという、空白が欲していた情報ドンピシャがステフから飛び出してきて……そのまま天翼種に挑みに行くあたりが、実に空白ですねぇ。