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「お前は強い だが」

「その強さゆえに勝手に負ける」

「それがわからないから 闇弱だっていうのさ」

 

天翼種が伝統的に行うゲーム「具象化しりとり」。

ただのしりとりではなく、口にした単語がその場にあれば消え、なければ出現する。そうした規則で動く。限定空間を展開するので、死んでも復活するけれど、死んだらゲーム継続不能で敗北する。

 

そんなゲームで、盟約に誓ってプレイしている空白と天翼種ジブリールは影響を受ける範囲が限られている。しかし、一緒に来たステフはそんなことはなく。モンスターが出れば追いかけまわされる、と。

ジブリールのお遊び半分で呼び出された類とはいえ、なんだかんだ逃げ延びてるステフ、強いですよね……。空も彼女がいなかったら勝てなかったと評価してましたし。

 

そしてジブリールという頼もしい味方を得て、欲してやまなかった他国・他種族の情報を得られるようになった空白。

ケモ耳種族という事で目を付けた獣人種の国。

しかしジブリールですら過去に一度敗北を喫し、エルフたちの国ですら4度敗北している。「ゲームに関する記憶を消す」ことを盟約に盛り込んだ「初見殺しゲーム」で勝ち続けている東部連合。

 

……そこに8度も挑んだ愚か者と言われているのが先王だ、と。知識の宝庫をジブリールに奪われているあたり、失着を打ち続けていると思われるのも無理はない。

ただ空は違和感を感じていた。国力の割にジブリールが勝負の席に着くくらいの蔵書を蓄えていたり。領土をかけまくって大敗したけど、それは資産価値は高くても人類種では活用しきるのが難しいものが多く……「知っている奴の行動」とかなりの高評価。

実際、空が信じている「人類の可能性」を体現したような人だったと明らかになった展開は熱くて好きですね。