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「戦うなら相手をしてやる。お前らの持ち得るすべてをもってかかってこい。だが、覚悟しろ。私は悪だ。こちらもお前らを決して逃がしはしないし、中途半端には決して終わらせない。一人残らず殺してやるぞ悪党ども」

 

スイロク王国を根城とする闇組織ブラックフェアリー。

その暗躍によって都市は落ち……さらには、国王も死亡。毒を盛られていたとみられるが犯人は見つかっておらず……。

王に代わって指揮を執ることになった王太子は、友好国であるライナナ国へ内乱鎮圧の助力を乞うことに。

15年前にも危機的状況に際して、アブソリュートの父親であるヴィラン・アークが派遣されたことがあるそうです。

 

しかしアーク家はあくまでライナナ国の裏社会を支配する闇の住人でなくてはならず、華やかな功績は両王家とヴィランという関係者全員が口を噤むことで隠されていたそうです。

その縁を頼っての援軍要請ではあるが、ヴィランが別件で長期間外しているため、裏で動ける人員としてアブソリュートを派遣することに。

実力的には問題なく職務を果たせるでしょうけど、他者からの印象が悪化する「絶対悪」スキル持ちのアブソリュートを裏での対処がメインになる予定とは言え、他国に派遣するのはチャレンジャーだなぁ……というか。

 

ブラックフェアリーの行動は早く、短期で決着する予想だから表の戦力である騎士とかを派遣していては間に合わないって言うのもあるでしょうけど。

こうやって差し迫った事態の時には頼って来るくせに、原作においてアブソリュートは切り捨てられたのか……と思うと、絶対悪の齎す破滅は恐ろしいですねぇ……というべきか。

 

アブソリュート、スイロク王国で起きるのが鬱イベントだと知っていたので気乗りはしなかったみたいですが。

……このままでは死ぬことになるスイロク王国の王女レオーネに、先の演習でアーク家の派閥のメンバーが助けられた恩もあるので、赴くことを決めて。

『悪役』として覚悟が決まっているアブソリュートは、どれだけヘイトを買うことになろうとも必要だと思う手を打っていくのが偉いですね。……スキルによって敵意を向けやすくなっているとはいえ、他国から読んだ公爵家の応援に対する態度じゃないだろ……みたいなのがなぁ。