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「……ちゃんと片付けとけよ。大事なモンじゃなかったのかよ」

レイは一瞬悲し気な表情をするも、すぐに気を取り直しいつもの顔に戻った。

(仇は取ってやる)

 

不死者の群れ(と勇者3人)を蹴散らしたレイとリディーナ。

多くの人がその戦いを見ていたことで、2人を災害級……龍と同じ扱いとして、S等級の認定をすることなり、ギルドマスターも機嫌を損ねないように気を付けて振舞っていましたが。

その脅威を目の当たりにしたギルドマスターと、他のギルドマスターとの間には温度差があり。本部から鑑定人が派遣されることになったわけですが……。

レイたちとトラブルを起こすことを期待してか、問題児が護衛に付けられていたりするし。

 

S等級は龍と同等の扱いだから、ギルドからの義務は一切なく、国家の代表と同格の扱いをする証明にもなるそうですが……。

それだけの力を持つ相手に、法に縛られない自由人としての許可を与えることでもあるため、表向きはA等級までしか存在しないため末端の兵士からは「代表と同格」の扱いを受けなかったりもして。肩書ばっかり大層だけど、あまり大したことない感……というか、龍と同格と言うわりに舐められてるよな……。

まぁギルドからの指名依頼も要請という扱いになって拒否権が与えられたりとか、特権もあるっちゃあるんですが。

 

そして相変わらず勇者たちは好き勝手してるなぁ……というか。

職人に武器を依頼しておいて、代金踏み倒そうとするし咎められたら軽く命を奪うし。その割に自分たちが殺される懸念を全くしてないし。

力だけは強力だから好き勝手出来てるけど、扱っている相手に魅力がないからなんとも。敵としては便利ですけどね、切り捨てるのに躊躇いがなくいけるから。