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「君はそこまで偏屈な人間ではない。ただ優秀がゆえに行けるところまで行こうとしているだけだ。でも、それは君ができることであって、やりたいことではないんだよ。君は自分が思うよりもっと単純な人間だね」
(略)
「もっと適当に生きなよ。適当は楽しいよ?」
ジークが声をかけてみたところ、リート支部への異動を受け入れてくれたアデーレ。
かつての学友をスッパリ忘れていたジークに対して思う所、多少とは言えありはしたみたいですけど。手紙のやりとりをしたことで、彼に悪意が無いことが分かったのもあり、受付で飼い殺しにされてるよりは錬金術がしたいという理由もあったみたいです。
アデーレの友人からは「帰ったら付き合うことになりましたって報告受けそうになりそうで怖い」とか、付き合ってるみたいな風説も流れているとかなんとか。
ジークも変わろうとしてますし、なんだかんだ悪い環境では……ないと思うよ……。まだまだ人間勉強中というか、キツイ言葉選んでしまう癖は抜けませんが。
リート支部に元々いたエーリカやレオノーラが、勉強中でまだまだコミュニケーションに難があるジークを普通に受け入れてくれてるのが、彼に良い影響を与えてますし。
人が居ないから仕事も来てないという状況ではありましたが、今後に期待が出来る場所ではあるでしょう。
人員もまだまだ立ちないけどアデーレも来たことで、以前よりは形になって。
火事の鎮火に協力したことでジークが町長から感謝状を貰うことになったり、火事現場の復旧、火事対策の水曜石の納品とかも頼まれるように。
ジークが鎮火した倉庫の関係者である商人、保管していた魔術具が壊れたからとジークに文句を言っていましたが、貴族子女でもあるレオノーラを同行していたことで貴族の権威を恐れて静かになってたの小物過ぎる……。
しかも火事現場にあった抽出機とか、元々壊れる前提だったからか魔石抜いてたらしいし。国の支援を使って交換するつもりだったらしく新品を既に手配していたりと、隠すつもりあるのかってくらい杜撰。
いやまぁ、ジークが居なかったら焼失はしてたし、たまたま釣りをしてたジークが新品の機器の搬入を目撃したから追及する要因の一つになったわけで。ジークレベルの実力者が居ない田舎町での犯罪と考えれば……。でも普通に注目集めて捜査対象にはなってたしな……。