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「俺はやりたいことをできるのが楽しくて、自由に生きられる今を捨てられない。正直、俺の仲では恋愛よりもはるかに重要なんだ。でも、態度をはっきりさせないのにとても卑怯だと思うけど、でも」

一度息を飲み込む。

「アッシュにここにいて欲しい」

 

ナルアディ―ドでの拠点づくりが順調。

いざとなったら捨てれば良いと思ってるソレイユ名義だからか、ストッパーとなってくれる友人たちの手を離れている環境だからか、仁がいつもより自由な感じがして笑えるんですよね、ナルアディ―ド関連のエピソード。

一般的な食事では味を感じないチェンジリングでも味を感じるということで、仁作成のお菓子が報酬扱いになってるのも面白い。

 

実際、味しないと文字通り食事の時間が味気ないというか、苦痛でしょうから外せないんでしょうけど。

常駐できない仁の代わりに、商会の娘だったけど訳ありで出奔してきた女性を影武者というか、代官というような形で雇うことにもなって。仁が適当に付けた偽名と同じソレイユだったのは……引きが強いというかなんというか。

ナルアディ―ド編における、仁の非常識に振り回されるツッコミ枠をほぼ一人で担っているので彼女には頑張ってもらいたいところです。

 

アッシュ周りでも進展があったのは良かったですね。

実家でゴタゴタがあって、一時的に逃れる形でカヌムに来て冒険者やってましたが、アッシュ貴族の令嬢なんですよねぇ。

彼女が追われることになった背景には他国の工作があり……それが明らかになったことで、一度国許に帰る必要が生じて。それでも彼女の心は定まっていたので、色々と片をつけたらしっかり帰ってきてくれたのが良かったですね。