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「吐いた唾は飲み込めないぞ! 後悔させてやる!」

「え、あぁ。そんなことを言う時点で、遅かったと後悔するのはそちらなのでお好きにどうぞ」

 

第一皇子として留学しているという体裁を作った上で、身分を偽り一般学生の学生として錬金術科に入学したアーシャ。

封印図書館を見つけたことでルキウサリア側と交渉できる余地が出来たのは、ありがたい部分もありますが。アーシャが警戒しているとおり封印図書館自体が扱いを間違えると危ない爆弾でもあるし……。

 

そこの研究に打ち込んでいる薬学の権威テスタ関連のやり取りだとか。帝都から派遣されてきた学者の紹介とか。帝国とルキウサリア間での調整が学生生活の合間に入ってくることになって。

さらに錬金術についての知識が失われ、多くが詐術と思われている中で、学科として存続こそしているもののかなり落ち目で。幸いにしてアーシャと同学年の生徒たちは、各々錬金術に夢の実現の可能性を見て自らやってきた、熱意ある生徒たちみたいですけど。

ぶれない軸があるからこそ嫌がらせにも屈しないのは良いですが……他の学科の生徒からすると生意気に映って、嫌がらせが激化する可能性があったのは難点というか。

 

ルキウサリア、各国から要人を招く学校を擁し、中立を保とうとするわりに小国らしく人員が足りてないのか、あちこち穴があるよなぁ……というか。理念は良いけど、それを貫く強さがないのが心配材料ではありますね。

今回、封印図書館の設立にあたって禁断の方法に手を出したことが発覚して、財務官のウォルドが頭抱える一幕もありましたからね……。

 

学院生活ではさすがに看過できないと錬金術科の新入生たちだけで証拠をあつめて、自分たちでとくに絡んでくる魔法科を叩く選択をしてましたし。

口束の術という情報発信を縛る禁術を知ったセフィラが、新入生と教師巻き込んで精霊疑惑も出て来たセフィラの再現実験を行ったり、「第一皇子」という枷がなくなってアーシャが伸び伸びと錬金術師やってるのは良いですね。