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いつか弟たちを かわいがる……!!

 

1~5話と書下ろし小説「君と僕の関係―アーシャ視点―」、書き下ろし漫画を収録。

弟に洗礼を行う鐘の音を聞きながら、前世の記憶を取り戻した少年アーシャ。

彼は、隠し子だった父が紆余曲折あって皇帝の座に就く時に合わせて宮殿に入った、前妻の子だった。長子相続の世界ではあるけれど、父が皇帝になる前に生まれた子であるため扱いが難しく……宮殿の隅で隔離されているような状態だった。

 

そんな中でも、弟の誕生を祝福できて、錬金術って言う趣味の道具を得て、疎まれている中でも楽しみを見つけて動いていたわけですが。

庭に出たある日、周囲の工作によって会うことができなかった弟テリーが迷い込んでいるのを見つけて、アーシャ自身は喜んでいましたけど。

テリーの周囲にいる侍女や護衛からの目線に敵意がありまくりで、アーシャの置かれている立場が悪いのが分かりますね。

喜怒哀楽の表現が強く描かれていて、漫画的になっているなぁ、という印象。

 

書き下ろし小説では、セフィラが生まれた後の側近たちとを交えた会話が描かれていました。

アーシャは人間、イクトは海人……のような形で「セフィラは何者か」というのを定義できないよね、という話だったり。モノを知らないセフィラが人間関係に深掘りしようとしてきたりするの、アーシャは上手くあしらってるなぁ。何だかんだやり取りできる身近な相手としてセフィラを受け入れて、僥倖だと思えるアーシャが好きですね。